フェストン仕上げ加工機の紹介(平ゴムの折り畳みや流し込みをします)

フェストン仕上げとは?

フェストン仕上げとは、一定幅(20ミリ幅)以上の平ゴムを往復運動で連続して折りたたみながらつなぎ目や切れ目が少ないようにして箱に入れて仕上げる事を言います。

15ミリ幅以下の場合は、上下の往復運動を繰り返しながら(綾を振りながら)横移動をして箱に流し込みます。

それを、本来は、流し込みといいますが、「フェストン加工」と呼ぶ人もいます。

フェストン仕上げの場合はボビン巻やレコード巻のように仕上げる(巻く)時に応力を掛けないので、そのまま(一昼夜の放反をせずに)縫製加工等ができるという利点があります。

フェストン仕上げ加工機の紹介

有限会社津田産業の工場では、平ゴム製品(織ゴム、編ゴム、コールゴム)を、通常は、(製品の幅やその後の加工などによって、)カセ巻ボビン巻レコード巻(円盤状に巻く)、ハサミカット(ヒートカット、超音波カット)、リング加工とお客様のご要望に応じて様々な仕立形状にて梱包・発送しています。

衣料用で、縫製工場様送りの場合、ボビン巻やレコード巻はあまり好まれない傾向があります。

それには2つの理由があります。

(1)巻上げの時、応力を掛けずに仕立したい

少し引っ張って応力を掛けて巻かないと、ズルズルとずれて綾が落ちてきて作業性が悪いのです。

製品品質を大切にする縫製工場さんは、ボビン巻レコード巻を一旦、巻を解いて解反します。

そして、一昼夜放反(24時間応力が掛からない状態にする)して縮ませて(収縮させて)ミシンに掛けて縫製するのです。

(厳密なところでは48時間放反する場合もあります。)

それは、伸びやパワーや寸法変化率などの物性に影響するからです。

(2)大量に必要で効率よく縫製加工してロスを少なくしたい

レコード巻は通常30m巻です。(厚みの薄い物は50m巻にすることもあります。)

ボビン巻は、150mや300m巻が普通です。
縫製工場では、連続して大量に平ゴムを使用するので、切れ目があると、そこで仕事が止まり、処分するロスも発生するのです。

それを解消するのがフェストン仕上げです。

1つの箱の中に、500mや1,000m、3,000mと連続して入れられるのです。(幅によって入数は違います。)

そして、平ゴムに応力が掛かっていないので、(放反する必要がなく)箱を開けてすぐに縫製加工が可能です。

20ミリ幅以上の平ゴムは、折り畳むタイプのフェストン仕上げ機を使用します。

1段ずつ折り畳むとスライドさせて最後に、ビニル袋と箱を上から被せて上下を逆転させます。

出来上がったのが下の画像です。

フェストン加工

フェストン(フェストゥーン:festoon)とは先端部のループの連続模様を指すようです。

3ミリ~15ミリ幅のコールゴムや細幅の平ゴムの場合(時には組紐・テープや丸ゴムもあり)は、綾を振りながら、流し込むタイプのフェストン仕上げ機を使用します。

流し込むタイプのフェストン加工

上の画像は、流し込むタイプのフェストン加工の様子です。

幅の狭い平ゴムは、折り畳むことができないのです。

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フェストン加工についての詳しい事は、有限会社津田産業直販部に、何でも気軽にお問合せください。

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この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。