ポリエステル繊維
ポリエステル繊維は、1941年に、イギリスのウィンフィールドとディクソンによって開発された合成繊維です。
(テリレンという製品名で発表されました。)
1953年にアメリカのデュポン社が特許を取得し工業化しました。
日本では、1958年に帝人と東レがイギリスのICI社より技術導入して生産を開始しました。
(日本での商標は「テトロン」です。)
ポリエステルは、家庭用品品質表示法では「単量体相互の結合部分が主としてエステル結合(-CO・O-)による長鎖状合成高分子からなる繊維」と定義されています。
この定義や、JISの繊維用語の定義に従えば、通常のポリエステル(PET:ポリエチレンテレフタレート)以外に、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、ポリ乳酸繊維などが、含まれます。
PETは、ペットボトルやフィルムに多く使われている樹脂で、これを繊維化したものがポリエステル(PET繊維)で、ポリエステルは、化学繊維の中で、もっとも多く生産されている繊維です。
(強度・耐熱性などに優れ、経済性にも優位性があります。)
ポリエステル繊維とは?とChatGPTに聞いてみました。
ポリエステル繊維は、化学繊維の一種であり、主に合成ポリマーであるポリエステルから作られます。
ポリエステル繊維は、高い耐久性と強度を持ち、抗シワ性や耐摩耗性にも優れています。
ポリエステル繊維は、多くの衣料品や家庭用品で使用されています。
例えば、シャツ、パンツ、ドレス、ジャケットなどの衣類、寝具、カーテン、カーペット、バッグ、テントなどが挙げられます。
また、スポーツウェアやアウトドア用品でもよく使用されています。
ポリエステル繊維は、湿気に対しても比較的耐性があり、速乾性にも優れています。
また、耐久性が高く、染色性も良いため、様々な色や柄で加工されることがあります。
ポリエステル繊維は、一般的には化学繊維として知られるナイロン繊維と並んで、広く利用されている素材です。
と、簡潔に分かりやすく教えてくれました。
ポリエステル繊維の英語表記は?
ポリエステルの英語表記は、polyesterです。
英語での略称は、PETです。(PEでは、ポリエチレンと間違えそうなので)
日本語読みでは、「ペット」です。
ペットボトルのペットと同じで、分子構造も同じです。
近年では、ペットボトルをリサイクルして、再生ポリエステル繊維を作っています。
ポリエステル繊維(PET:ポリエチレンテレフタレート)の比重、水分率は?
比重:1.38
水分率:0.4%
PTT繊維(ポリトリメチレンテレフタレート)の比重、水分率は?
比重:1.33
水分率:0.4%
PBT繊維(ポリブチレンテレフタレート)の比重、水分率は?
比重:1.34
水分率:0.4%
ポリエステル繊維の特徴
強度・磨耗に非常に強い。(ナイロンに次ぐ強度です。)
弾性力があり、ハリ、コシ、がある。(シワ回復性に優れている。)
熱伝導率が小さい。
熱可塑性(ねつかそせい)がある。(プリーツや折り目は洗濯してもとれない。)
抵抗力が強い。(油類・カビ・虫・細菌などに影響されず、耐薬品性がよい。)
衣料用の汎用繊維の中では、耐熱性が高い。(ポリエステルの融点が約260℃)
吸湿性が低い。(疎水性があり乾きやすい。)
毛玉(ピリング)ができやすい。
染めにくい。(一般的に130℃程度の高温・高圧で、分散染料を使用します。)
長時間日光にさらしても強さはほとんどかわらない。
ポリエステル繊維の用途
そのままで織物や編物として利用されています。
平ゴム・丸ゴム・平ゴムベルトなどにも最も多く使用されています。
混紡や撚糸、かさ高加工等により加工糸織物にされます。
ポリエステル65%綿35%の混紡織物(T/C)は、ワイシャツ・ユニフォームなどウォッシュ・アンド・ウエア(繰り返しの洗濯)分野で大量に使われています。
異型糸(光沢・風合いの変化)や、超極細繊維(人工皮革・高密度織物用)も作られています。
ポリエステル繊維の製法
PET(ポリエチレンテレフタレート)の場合、テレフタル酸とエチレングリコールの縮重合により作られます。(溶融紡糸)
(注)熱可塑性(ねつかそせい)とは?
熱可塑性とは常温では変形しにくいが、加熱すると軟化して成形しやすくなり、冷やすと再び固くなる性質のことです。
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年齢は66才です。(2023年現在)
1980年に信州大学繊維学部繊維工学科卒業で、大学時代の4年間は、糸や繊維、ゴム紐、織物・編物・製紐・染色・プリントの勉強をしました。広幅織物製造工場で、撚糸、整経、製織等。細幅織ゴム、編ゴム製造工場でカバーリング、生産、染色、品質管理、生産管理、在庫管理の作業等。製紐工場で製紐を学び、営業、インターネット販売をするなど、約50年間ずっと、繊維業界で企画・製造・販売・マーケティング(販促)の仕事を経験してきました。
現在、㈲津田産業直販部でゴム紐の企画、製造販売、マーケティングを担当しています。(約5年間)
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