アクリル繊維(acrylic fiber)

アクリル繊維とは?について説明します

アクリル繊維はアクリロニトリルを主原料とした繊維です。

溶融紡糸法で紡糸されます。

1950年にデュポン社が初めて工業生産を開始しました。

アクリルは、ポリエステルやナイロンと共に3大合成繊維と呼ばれており、中でもウールに似た性質を持たせることが出来るため、セーター、毛布などで利用される繊維です。

アクリル繊維の物性は?

アクリルは、比重が1.14~1.17と軽い繊維です。

ふんわりと柔らかく、温かな肌触りは合成繊維の中で一番ウール(羊毛)に似た風合い・肌触りを持っています。

この「ふんわり」とした感じを『嵩高性かさだかせい)」とか『バルキー性」と呼んでいます。

アクリル融点は、約160℃です。

アクリルは、とある工夫でウールに近づけています。

それを理解するカギがバルキー糸嵩高加工糸)です。

収縮繊維と収縮しないアクリル繊維を混紡した後、熱処理で収縮繊維を収縮させることで糸の中に多くの空気を含むように加工したのがバルキー糸と言います。

つまり、嵩高性(かさだかせい)をもたせるように加工した糸です。

アクリルは、短繊維(ステープルファイバー)に加工して毛布や組紐などに使われることが多いです。

アクリル繊維の英語表記は?

アクリル繊維の英語表記は、acrylic fiberです。

アクリル繊維の比重、水分率は?

比重:1.14~1.17

水分率:1.2~2.0%

アクリル繊維の特徴

強度が強い。(ウールよりも強く、摩擦や引張りに対しても耐久性があります)
酸やアルカリなどの薬品に強く、太陽光による劣化や雨水など対する耐候性に優れている。
耐光性が非常に良い。
カチオン染料による染色性に優れ、発色性が非常に良く好みの色に染められる。
染色堅牢度が非常に良い。
繊維自体の抵抗力が強い。(薬品に強く、カビや虫害を受けない)
熱可塑性がある。(熱セットすることで、伸び縮みや型崩れ、ゆがみを避けることができます)
吸湿性が低い。(水に濡れても乾きやすい)
ウールよりも軽くて、かさ高い風合いがある
保温性がありふっくら暖かである。
羊毛と同様に弾性回復率がよく、シワになりにくい。
ピリング(毛玉)が発生しやすい。

アクリル繊維の用途

ジャージ、セーター、靴下などのニット製品・服地
毛布、ぬいぐるみ玩具等
カーテン・カーペット
ヘアーピースなどの洋風かつら
組ひも類(アクリルカラーコード・アクリルベルト

嵩高性(かさだかせい)とは?

かさ高とは、分量、容積、数などが大きい、 かさばっていることを意味します。

「かさばるさま」を表します。

かさ高性とは、密度が小さく、重量の割には、体積が大きい様や性質を言います。

ふわふわ感があり手触りが柔らかいです。

空気を多く含んでいるので保温性が良くなります。

〒929-1171
石川県かほく市木津ハ64番地4
有限会社津田産業直販部(かほく支店)(屋号 TSUDATEX
TEL:050-3578-8098
FAX:076-285-0141

お急ぎの場合やとにかく質問したい、聞いてみたいという場合は、こちらの携帯電話へお電話ください。

心よりお待ちしています。
HP:090-1637-9983

担当:越野 勤ゴム紐の専門家ゴム紐の先生ゴムプロgomupro

MAIL:tsuda@tsudasangyou.com

越野勤

お問合せフォームこちらです。

津田産業は全国シェアNo.1の「石川県かほく市」の高品質・高耐久性のゴム紐をメーカー直販にてお届けします

㈲津田産業の創業88年の歴史がお客様への信頼の証拠です

津田産業はゴムひもの専門店を目指します

お問合せはこちらから

1

この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。