ゴム紐(平ゴム)の熱収縮率(寸法変化率)

工業用洗濯や熱プレス仕上げ、蒸気セット、アイロン掛けによる熱収縮、洗濯収縮等で質問や相談が届きます。

最近のお問合せで多いのは、ユニフォームや事務服、リネンなどを工業用洗濯を数回すると平ゴムが収縮したり、伸び切ったり、波打ってヨレヨレになるというようなお話が多く届きます。

どのような平ゴムを選んだら良いですか?というお話も多いです。

熱収縮率(ねつしゅうしゅくりつ)とは何ですか?

平ゴムをアイロン掛けしたり、スチームを掛けると時には縮んでしまう場合があります。

例として、平ゴム(24時間応力を掛けずに放反したもの)に、マジック等のペンで10cm(100ミリ)の印間長で印を付けます。

織ゴムに印間長のしるし

その平ゴムに、中温や高温に設定したアイロンで数分間押し当てます。(または、高温のスチームを数分間当てます。)

その後、長さを測定します。

仮に、その長さが、97ミリだったとします。(3ミリ縮んだ)

熱収縮率は、(100-97)/ 100 = 0.03

となり、3.0%の収縮率だとなります。

洗濯収縮率とは?

ドライクリーニングや水洗い洗濯で収縮する場合は、その縮む割合を洗濯収縮率(せんたくしゅうしゅくりつ)といいます。

最近は、収縮率と言わず、寸法変化率(すんぽうへんかりつ)と言います。

生地や平ゴムが、洗濯や熱やスチーム等の影響で長さが変化することがあります。

収縮したり、逆に長くなることもあります。

その割合を寸法変化率(すんぽうへんかりつ)と言います。

単位は、%(パーセント)で表します。

プラス(+)の数値は元の長さより伸びた割合、マイナス(-)の数値は元の長さより縮んだ割合になります。

熱仕上げをしていない平ゴムは、大きく縮みます。

平ゴムの中で、普通の織ゴム編ゴムは、基本的に熱仕上げをしているので、大きく縮むことはありません。

但し、天然ゴム使用のコールゴム(約3ミリ~12ミリ)の場合、熱仕上げ加工をしない場合がほとんどなので、最大で15%程度縮む場合があります。

ポリウレタン使用のコールゴムは、弾性糸のスリップインを防ぐために熱仕上げをしています。

80℃以上の高温に長時間(約10分以上)晒される場合は、ポリウレタン使用の平ゴムを選定しましょう。

天然ゴム糸は、80℃以上の環境で劣化してしまいます。

ポリウレタン使用の平ゴムはミシンの針があたってもゴム糸切れを起こしません。

ポリウレタン弾性糸は、1本の糸が、約127本の繊維から出来ています。

仮にミシンの針が当たっても、天然ゴム糸のように切れやすくなったりしません。

ゴム紐の事で困り事、悩み等がある場合は、何でも気軽に質問・ご相談ください。

ゴム紐の事で困り事等がある場合は、何でも気軽に質問・ご相談ください。

できる限り最大限の努力をします。

日本製国産)の寸法変化率の良い平ゴムのことなら、(有)津田産業直販部に何でも気軽にご相談ください。

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担当:越野 勤ゴム紐の権威、専門家ゴム紐の先生ゴムプロgomupro

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越野勤

 

津田産業は全国シェアNo.1の「石川県かほく市」の高品質・高耐久性のゴム紐をメーカー直販にてお届けします

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津田産業はゴムひもの専門店を目指します

 

この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。